Web制作のトラブルに悩む

寒い季節になると、期末の年末や期末までの制作案件で、Web制作業界は忙しくなってきます。

11月くらいから3月4月くらいまでは、かなり忙しい制作会社も多いのではないでしょうか?
(通年忙しい会社もあるとは思いますが)

案件が増えてくると、比例して多くなってくるのが、制作のトラブルです。

トラブルと言っても、「成果物に対しての瑕疵や品質に関する内容」「制作と作業内容に関する内容」など、様々な内容で顧客と揉めることがあります。

小さなWeb制作会社に所属して、顧客と対面していると、規模の差こそあれ、何かしらのトラブルに見舞われます。

筆者が個人的に良く聞くのが、料金のトラブル
トラブルの内容は「品質に難くせを付けて、制作費を支払わない」「料金以上の作業を強要される」などが多いですね。

Web制作は完成品を売買するわけではないので、多少なりとも成果物に対してイメージの差は出てきます。

先払いであることが少ないWeb制作、どうしても請求するまでは制作側が、不利な状況に陥ることが多いです。
予測しなかったトラブルだ、と当事者は思うことが多いですが、実は金銭に関わるトラブルはすでに、発注前から知らず知らずにうちに始まっているのです。

では、トラブルのきっかけと、その回避方法はどうしたら良いのでしょうか?




ざっくりの概算で良いから金額教えてくれない?に答えるのはかなり危険。

よく、制作のヒアリングをしていると、口頭でざっくりした説明をされたうえで、
「本当にざっくりで良いから、今の内容でいくらくらい?」と言われることがあります。

「いや、この場ではちょっと分からないので、社内で確認させてください」

と言っても、

「本当にざっくりで良いからさ!いくら?30万とか40万?」

こう食い下がってくる顧客がいるのです。

ここで注意なのですが、これで「そうですね。30万とかですかね?」と答えてしまうと、後になって要件が固まってから、倍の値段になったとしても、それを主張するのが難しくなってきます。

顧客は一度聞いてしまった値段は、ざっくりとは言いながらも予算として確定させてしまいます。

そこから10%上がれば当然高いと感じるわけであって、値段を言ったら最後、その予算感で対応するか、失注するかのどちらかです。
出来ればヒアリングに赴いて、見積りまで出したら、失注はしたくないですよね。

ざっくりとした費用感の良い伝え方は、バッファを利かせて。

とはいえ、最初に値段を知りたいのは当然のことです。

誰だって、買い物する時は、値段を調べて予算感をもって買い物しますよね。
それはWeb制作も同じなので、最初にその制作会社に依頼した際の費用感を知っておきたいのは、当たり前のことなのです。

でも、Web制作会社にとってみると、内容がはっきりしていないのに、費用を伝えるのはリスク。

こういう時は20万~30万など、かなりバッファを持たせた答えで、なんとかその場をしのぎ、最大で内容次第では50万くらいいくこともありますよ、と顧客の予算に上限予算の意識を持たせておくと良いと思います。

(無理に答える必要もありませんが、「予算くらい答えられないのか、、」と感じる顧客もいるので、さじ加減が重要です。)

その上で、正式に見積りを出せば、顧客の意識している値段とそう離れることもありません。
これは筆者が良く使うパターンです。

あまりにバッファを大きく持たせてしまうと、顧客の検討から外れてしまうので、逆に先に予算を聞いてしまう、という手も有効です。
(予算感がなく、費用感を知りたいだけの場合も多いですが)

 

制作後の料金トラブルの原因は、曖昧な内容で正式な見積りを出してしまうから。

制作後に仕様変更があると、当然に追加料金がかかります。

しかし、ここが顧客とよく揉めるポイントです。

基本的には顧客は予算を取って、社内の稟議を通しますので、追加費用がかかることを嫌がります。
それは個人で買い物して、後からオプションを沢山付けられて、思っていた値段以上になってしまうのが嫌なのと同じです。

結局、追加料金が発生してしまう原因は、曖昧な内容で正式に見積書を発行してしまうのも、一つの原因なのです。

顧客の中には、はっきりとした内容はないものの、社内で予算取りをしないといけないので、制作会社に見積りだけを急かす方がいます。

本来であれば、Web制作の見積りは、構成やデザイン要素がきっちり決まった段階でないと、正確な工数は出しにくいのです。
しかし実際には、見積りを急いで予算取りをしないといけない場合もあるわけで、なかなかに難しいところなのです。



曖昧な内容で見積書を作成しないといけない場合は、制作条件をかなり細かく書いておこう。

では、曖昧な条件で見積書を作成する場合、どこに注意すればトラブルを少しでも回避できるのでしょうか?

それは、費用に対して作業の内訳と制作条件をきちんと明記することです。
曖昧な制作内容では作業項目を出しにくい部分もありますが、そこは制作のプロとして、今までの経験をフルに活かししましょう。

内容が曖昧なので、適当に1式10万円などという見積書を提出する制作会社もありますが、これをやると、作業内容が明確でないので、最終的に制作側が顧客の追加要求を飲むことになります。

曖昧な内容に対して、少し想像力を働かせ、出来るだけ考えうる細かい作業を項目として立てるのです。

制作条件に関しては、こういう作業を追加されたら嫌だな、後からこういうこと言ってくる顧客がいたな、という内容は全部乗せましょう。

制作条件は、制作会社にとっては、リスク回避の重要な記入欄なのです。

よく備考欄を空白で見積書を作る会社もありますが、筆者に言わせると言語道断。

かなり細かく制作条件を備考欄に記載することが、自分たちの身を守るのです。

 

====

 

いかがでしょうか?

見積り時には実体のない、Web制作。
発注する側、受注する側にとって、多少のリスクはお互いにあるのです。

そこをいかに事前に齟齬のないようにまとめるか、もWeb制作者の腕の見せ所です。

制作費に関するトラブルは、Web制作では一番良く耳にするホットな話題です。

今回は筆者の経験をもとに書いてみました。

独立起業を考えている方、フリーランスの方は是非参考にしてみてください。

↓ 今の会社では給料が頭打ち。。と思ったらクリック!

➤ Web制作業界を目指す人の転職サイト【マイナビクリエイター】

にほんブログ村 転職キャリアブログ 転職・転職活動へ にほんブログ村 転職キャリアブログ 求人・採用へ にほんブログ村 転職キャリアブログへ