ブラック企業

検索エンジンで会社名を検索すると「会社名 ブラック」という検索候補が挙がる会社が多くなってきました。

それほど、ブラック企業へ就職や転職することのリスクを事前にチェックする方が増えているようです。ただ、転職系のクチコミサイトには良いことはあまり書かれず、退職して悪い印象を持っている人が悪いことだけを書き込んでいる可能性も否めません。

いくら悪い部分が書き込まれていたとしても、その会社で働いていて、やりがいを感じている人もいるわけですから、何をもってブラック企業というのか難しいところもあります。

ここではブラック企業の定義を残業が極端に多い制作会社としましょう。
これから就職や転職される方にとってみても、勤務時間の長さは非常に気になりますよね。

筆者自身も面接を行う際に、新卒採用の方で残業時間について聞かれる方は多いです。

実際に入社してみたいと分からない面の方が多いですが、採用面接の際や事前に確認しておくべきポイントを挙げてみます。



フレックスタイム制度を導入しているか。

制作会社にはフレックスタイム制度を導入している会社が多くあります。
フレックスタイム制度とは、規定の労働時間働いてくれれば、出社や退勤の時間は働く人にお任せしますよ、という制度です。

例えば、通勤ラッシュを避けた時間差通勤が出来たりして、通勤がしやすくなる制度です。

しかし、このフレックス制度を導入している会社は、筆者の経験上、遅く出勤して遅く帰る人が多い傾向にあります。
そういう制作会社の多くは、制作への取り組みや時間間隔がルーズで、だらだらと作業をして、徹夜など長時間かけることで納期に間に合わせるといったことが日常化していたりするものです。

残業が習慣化している制作会社は大体フレックス制度を活用して、10時の始業に誰も出社していないという状況が日常茶飯事です。

フレックスタイム制度は出退勤時間を自分でコントロールできるので、人によっては働きやすい制度です。しかし、一方でWeb制作はチームで動くにもかかわらず、メンバーが揃い時間がまばらになるという現象が発生します。これが残業を生む原因になっていることも確かです。

フレックスタイム制度がある会社のすべてが、長時間労働の会社だとは思いませんが、勤務時間がきっちり決まっている会社の方が、働きやすいと感じます。

制作サービスの内容

例えば、激安ホームページ制作みたいな売り込みで制作している制作会社。
これは初期の単価を落として仕事を取って、サーバを含めたリース料金を月々取ることで成り立っている制作です。

ということは、多くの仕事を取らないと売上がなりたちません。
多くの仕事をこなすにはそれなりに時間と人が必要になります。

それなりの人数がいる会社であれば、分担してこなせるのだと思いますが、10人未満の会社でこなそうとすると、案件の数によっては火の車になります。
当然、長時間労働となります。

もちろん上手に制作管理をしている制作会社も多いこととは思いますが、実際に働いてみるとテンプレート化されたデザインを少し触ってWebサイトを量産するなど、あまりクリエイターにとってはやりがいのない仕事内容の会社もあります。

冒頭でも書きましたが、ブラック企業と感じるかどうかは、長時間労働もそうですが、会社の仕事に対しての満足度も大きな要因です。
是非、どんな取引先でどういった制作サービスを提供しているのか、聞いてみてください。


社員の数

社員が少ない方がひとりひとりの作業が増えて残業が多くなる、ということを想像する方が多いと思います。

しかし、現実は逆のことが多いです。

社員が多い会社で、複数のプロジェクトやチームがある方が帰りにくい傾向にあります。人が多いと色々な方がいて、出勤時間が異なったり、それぞれ集中してくる時間が異なってきます。
制作業界には夜型の方が多く、遅く出社して深夜近くになると集中力が上がる人も結構います。そうすると、普通の勤務時間帯に集中出来る人と噛みあわなくなり、それが上司だと必然的に残されて、残業だらけになったりするのです。

最近では逆に社員10名未満くらいの会社の方が、残業をなくそうということを社内で徹底しています。
少ない人数の方がルール化にしても、徹底しやすく意思が通りやすいので、無駄な残業も減りやすいように感じます。

社長の年齢

最近のWeb制作会社には、30~40代の方が増えています。
この世代は、遅くまで残業したり徹夜することの、意味のなさをそろそろ気が付いている年代なのです。

筆者も1976年生まれですが、上の世代は制作業界では長時間労働や徹夜が当たり前だから体力ないと駄目だぞ!という世代でした。
ちょうど40代後半から50代でしょうか。

その年代に我々ナナロク世代は鍛えられてきたのですが、そもそも意味はあったのか、残業しないといけないのは原因が他にあると気が付き始めています。
さらに下の1980年代の方はもっと、無駄な時間の使い方に疑問を持っています。

社長がその会社の社風を作ります。
社長が残業しないで定時内で仕事をこなす事を評価しているのに、残業して頑張ってるアピールする人も少ないと思います。
それ以前に残業していることで、社長に注意されるはずです。

こういったことより、若い社長の制作会社の方がブラック回避できる可能性が高いと思われます。

社長が元制作者もしくは現役の制作者なのか。

制作会社だと社長自身がクリエターで、現役でデザインをしていたりする会社も少なくありません。

社長自身が実制作に関わっている会社だと、社長自身が他の業務で手一杯になり、デザイン作業が遅れる。
結果としてマークアップやシステム開発が圧迫され、徹夜や終電まで残ることになってしまう、ということは管理人も体験済みです。

社長が制作をおこなう制作会社のすべてがそうではないと思います。
しかし、社長業務は大変です。

クリエイター気質が強く、なんでも自分でやろうとする社長の元で制作作業をおこなうと、長時間労働に巻き込まれることが多いので、よく確認した方が良いでしょう。

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電通でも話題になった長時間労働ですが、最近の制作会社では徐々に改善されつつあるようです。
業界内でも定時退社を意識した働き方が推進される傾向にありますので、じょじょに働きやすくなっているのではないかと思います。

ここで揚げたポイントだけでなく、ずばり残業の平均時間は聞いてみた方が良いでしょう。みんな気になることなので、質問することは悪いことではないですよ。

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